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もうひとつのWRC、プロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)が、いよいよスウェーデンで開幕した。
新井敏弘は、今年発足したスバルのPCWRCサポートプログラム「スバル・プロダクションラリーチーム(SPRT)」からポッサム・ボーンの2台でエントリー。昨シーズンの新井敏弘はPCWRCで唯一インプレッサを駆り、最終戦のオーストラリアで優勝を飾る活躍でシリーズ4位を獲得。日本人トップドライバーとしてその速さを見せつけることに成功した。
新井の活躍もあって、今年はインプレッサはエントリー30台のうち5台に増え、往年のWRCチャンピオン、スティグ・ブロンキスト(スウェーデン)、マーチン・ロウ(英国)、そして昨年のカナダ国内選手権チャンピオン、パトリック・リチャード(カナダ)もインプレッサ使いとして、また、その他昨年のPCWRCチャンピオン、カラムジット・シン(マレーシア・プロトン)をはじめ、ジュニアWRCチャンピオンのダニエル・ソラ(スペイン)、マルコス・リガート(アルゼンチン)なども新井の手ごわいライバルとして顔を揃えた
われらが新井敏弘は1月末よりイギリスへ渡り、トレーニングを積み開幕に向けて万全の体調で、2月1日スウェーデンへ。翌2日には早速テストを実施し、半日十分に走り込みを行った。
新井は、「昨年のクルマ(GC8型)はかなりスタビリティの高い仕様になっていたが、2002仕様はここではまだオーバーステアがきつく、ステアリングワークが忙しかった。5日のオフィシャルシェイクダウンでもセッティングを行ったので、ハンドリングは満足できるレベルになった。エンジンのフィーリングを含めた総合性能は、やはりGC8とは格段の差がある。それでも去年ここでは2位に入ったので、きっちり走って優勝を狙います」とコメントした。
スノーラリー初挑戦の今年SPRTのチームメイト、ポッサム・ボーン。スタッドレスタイヤも初めての体験となるニュージーラリーには、早々に現地入りし、300キロメートル以上ものプライベートテストを行い、タイヤの特性、スノーでのテクニックを磨いた。地元スウェーデンのブロンキストからもドライビングを伝授された。「コースは高速だし、グリップレベルといい、地元ニュージーランドと条件は似ていると思う。クルマが巻き上げるスノーダストが舞う様も、ニュージーランドのホコリと同じようなものさ。ただし、雪やアイスで覆われていないグラベルに突入するとスタッドがなくなってしまうので、その点は要注意だ。また、コースとコースサイドの境がつかみづらいので、その点にも注意したい。スタッドタイヤの感覚に慣れ、グリップを楽しめるようになって来た」とボーン。
2月6日夜、カールスタッド市街の中心にある広場からセレモニアルスタートが行われ、2003年のPCWRCシーズンが幕開けとなった。
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