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新井敏弘 レグ1をトップタイムで終了
P・ボーンは6位

ラリー初日の気温は−9℃。ここスウェーデンでは比較的高い気温となった。サービスパークのあるハグフォース飛行場は一面雪景色で雪がちらつく天候となった。

コースは氷、所々グラベルの路面の上を雪が覆うコンディションのなかレグ1がスタート。最初のステージを制したのはSPRTエースの新井敏弘。2番手のブロンキスト(インプレッサ)に7秒以上の差をつけてのトップタイムであった。圧倒的に地元スウェーデン勢有利の中、SS1のPCWRC順位は、新井、ブロンキスト、ローの順で、開幕戦のファーストステージは、インプレッサが1−2−3位を独占。

続くSS2もPCWRC勢のトップを取ったのは新井で、2番手のシン(プロトン)に10秒以上をあけ、全グループN車中のトップ。サービスパークに戻った新井は、「まだ始まったばかりなので、無理はしていない。クルマをどこにも接触させていないし、高速のクレスト越えも(アクセル)を踏めているのでタイムが出ているのだと思う。ミスもなかった」と余裕の表情。「クルマにはまだ余裕があります。去年のクルマとは次元が違いますね」とのこと。


ポッサム・ボーンは、「この国での最初のステージには、まったく満足しています。クルマには何の問題もありません。ただ、2つ目のステージではコースの途中で先行車がスタックしており、フラッグが振られてスローダウンさせられてしまった。」SS2でシン、新井の順でスタートしたPCWRCは、3番手のロー(インプレッサ)がコース上でスタック。行く手を阻まれた4番手以降の全車にシンのタイムが適用されることとなった。SS3は、初日最長ステージの43.69kmコース。ここでも新井は、ステージトップをマーク。2位に約10秒の差をつけ、ここまでの総合でも2位のブロンキストに対し、35.5秒の大量リードを築くこととなった。新井は、「今年は、雪にはめっぽう強い地元勢に対してもひけをとらないタイムが出るようになった。インタークーラーのウォータースプレイが作動するとフロントスクリーンまで飛び散って視界を遮る。一瞬前が見えなくなってビックリした。」新井のコメントは、少し照れながらではあるが、徐々に自信にあふれるニュアンスに変わってきている。

ポッサム・ボーンもあくまでもポジティブな姿勢だ。「タイムコントロールでの10秒ペナルティは痛かったが、だんだんタイムが出せるようになってきた。クルマも少しずつセッティングを変えているので、どんどん速くなっている。快調だよ」
続くSS4は、再びショートステージだが、夕暮れ迫る3連続ステージのため各チームともランプポッドを装着してサービスアウトしていった。ここでは、ステージトップをベテランのブロンキストがゲット。新井は0.3秒差の2位であった。ポッサム・ボーンは6番手タイム。SS5はWRC部門がスタートしてすぐ、6番スタートのデュバル(フォード)がクラッシュして立ち往生。公平を期すため、このステージはキャンセルとなった。そして、この日最終のSS6は、サービスパークに隣接した特設会場(1.8km)のギャラリーステージで行った。結果は、ブロンキストがトップで新井は2秒差の3位、ボーンは2.5秒差の6位であった。


新井敏弘のコメント
「クルマには特に大きな問題はありません。グループNトップの地元スカンジナビアン勢にチャレンジしようかと思ったのですけど、チャンピオンシップを優先してリスキーなプッシュはしませんでした。後半の3ステージは、ランプポッドをつけて走ったので、ノーズ先端の感覚に慣れずにちょっとタイムロスしてしまいましたね。明日もこのままPCWRCトップをキープしていきたいです」

ポッサム・ボーンのコメント
「雪国での一日を無事終えられて、ハッピーです。とにかくスノードライビングを勉強することに集中し、明日に活かすことが今日の課題でした。これからリヤサスのセッティングを少し変えてみます。このラリーをきちんと完走し、確実にポイントを獲得することが僕たちの目標です。ニュージーランド生まれのメカニックたちもこのスウェディッシュラリーをエンジョイしています」


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