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プロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)第2戦
新井敏弘 レグ1をトップタイムでリード。
〜ライバル P.ボーンはトラブルでリタイア〜
Leg1 Report 11.Apr.2003

この日の天候は、前日までの晴天とは裏腹に、時折雨が激しく振る不安定なコンディション。ニュージーランドラリー初日のレグ1はオークランドの北150kmのパパロアに置かれたサービスパークを中心に9ヶ所のSSで争われる。

スタート前に新井とP.ボーンは入念にタイヤチョイスの打ち合わせを行う。地元ニュージーランドという路面コンディションを熟知したP.ボーンはアライバルでもあり、心強い新井のチームメートでもある。

迎えたSS1.新井はニューマシンでのはじめてのSSをトップタイムで飾り、それにP.ボーンが続いた。しかし、グループN車両では、地元ニュージーのクロッカーが新井を上回るタイムを記録。続く、SS2、3でもクロッカーが好タイムをマークし、サービスを向かえた。

新井は序盤の走りを振り返り、次のようにコメント。
「雨での走行はテストでもなかったので、ガラスが曇ってしまった。PCWRCトップは悪くないですが、タイムはまあまあというところ。」

迎えたSS4ではP.ボーンがトップタイムをたたき出す。新井とのデットヒートの始まりと誰もが思ったが、P.ボーンのマシンは続くSS5のスタート前にエンジンがばらつき、大きくタイムを落としてしまう。ゴール後、エンジンはストップし、リタイヤとなってしまった。
本格的にプッシュし始めた矢先のリタイアに地元大勢のファンからは大きなため息が漏れた。「とてもよいフィーリングだったので、非常に残念。ニューマシンにありがちなトラブルでは?今後はSTiメカニックとトラブルの原因を追求します」とP.ボーン。

午後からは天候も回復し、トップに立つ新井はP.ボーンが去ったあと2位とのタイム差を広げ、レグ1終了時点で2位のM.リガード(三菱ランサー)に28.7秒もの差をつけた。また、グループNトップのクロッカーにも1.5秒差まで短縮。
ニューカーでのデビューウィンを狙う新井にとっては幸先のよいスタートとなった。

新井敏弘のコメント
「クルマはばっちりです。最高速も10km以上出ていたしエンジンの進歩と空力の差でしょうね。2位との差はできるだけ広げておきたいですが、SS6で前の車に追いついてしまい、5〜6秒ロスしてしまいましたね。それがちょっともったいなかったかな。僕のミスとしては、SS9の橋の上で滑ってタイヤを軽くぶつけてしまいましたが、ダメージがなかったのでホっとしています。

 


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