前戦のオーストラリアでチャンピオンシップで優位にたって、このラリーフランスで念願のチャンピオンを獲得する予定であった新井敏弘選手だが、不運なマシントラブルにより、ノーポイントで終わってしまった。しかもライバルであるM.ロウ選手が優勝したため、チャンピオンシップポイントでも7ポイント差の2位となり、チャンピオン獲得に向けては厳しい条件でフランスへと乗り込む形となった。
地中海を舞台とするターマックラリー ツール・ド・コルスは、フランスのコルシカ島で開催される。曲がりくねった道が多く、ロングステージ、荒れたアスファルト路面のコースは、ターマックでの高いグリップ力と高速からのブレーキングによって激しいGと戦いながらのドライブとなる。
また、この時期のコルシカ島では、変わりやすい秋の天候がタイヤの選択を難しくし、また、急激な変化で雨に変わることも予想される為、天候を予測することも勝つためには重要なファクターとなるであろう。
ラリーは16日(木)の夕方、コルシカ島の首都アジャクシオでのセレモニアルスタートで幕を開け、翌17日(金)の朝、本格スタートを切る。レグ1のSS(スペシャルステージ)は、アジャクシオの北に設置された3カ所のステージを、サービスを挟んでリピートする合計6つで、走行距離は397.40km。今ラリー3日間で走る16のSSは、8カ所のリピート。最長ステージはレグ2のCol
de Carazziで40.94km、最短ステージはレグ1のCargese-Paomiaで14.64kmだ。今ラリー1カ所のサービスは、アジャクシオの飛行場近くに設置される。
19日14:30(日本時間21:30)にフィニッシュし、今年のプロダクション選手権の覇者が確定する。
■チャンピオンシップの行方
現在ポイントでは、トップのM.ロウ選手が37ポイント、新井敏弘選手が30ポイントとなっている。
ドライバーズポイントは1位〜8位まで順に、10・8・6・5・4・3・2・1ポイントが与えられるため、新井敏弘選手がチャンピオンとなる条件は、最低でも2位(8ポイント)以上である。もちろんM.ロウ選手の成績によっては優勝しても獲得ポイント数が上回ることが出来ない場合もあるため、新井敏弘選手にとっては非常に厳しいプレッシャーの中ラリーに挑むこととなる。
しかし、新井敏弘選手は「勝つしかないでしょ」と頼もしい言葉でコルシカへ発って行ったので、とにかく優勝を願おう。
>>新井敏弘「2003年 最終戦に向けて」インタビューVOL.2(2003.10.9掲載分)
|