PCWRC開幕戦スウェディッシュラリー初日は、当ラリーとしては異例の「暖かさ」である気温0℃前後で行われた。SS1、SS2のコースコンディションは、アイス半分、凍ったグラベル半分。各社スタッドタイヤでスタートしていったが、このふたつのステージは様子見といったところ。ステージトップはともにランサーに乗るパーソネン。フィンランド出身の彼に続いたのは、SS1は南米出身のリガト(SUBARU)、新井(SUBARU)と続き、SS2は新井、そしてマクレー(SUBARU)が2、3番手となった。
SS2終了時で2位となった新井は、サービスパークに戻ると「まだステディペースです。路面がグラベル交じりなので、スタッドタイヤでどこまで踏んでいけるか未知の部分があるんです。これに慣れたらもっとプッシュしていきますよ」と語っていた。リガトは、駆動系に少し不具合があり、ふたつめはペースアップを避けたとのこと。クルマに慣れることが第一と言っていたマクレーは、早くも自分のペースを作り始めているようだ。マーク・ヒギンスはセットアップが定まらず、アンダーステアが強いためプッシュできず。スウェディッシュラリー初出場のアル・アティヤーは、まだ慎重にペースノートを確認しながらの走行という状況だ。
ラリー初日は午後になっても太陽が顔を見せずどんよりとした曇り空。気温は上がらずであった。サービスをはさんだSS3は、このラリー最長ステージ。路面は完全に雪と氷に覆われていた。長いだけでなく、スピードが最も速いステージで、スウェディッシュラリーの典型ともいえるSSだ。ここでは、アリスター・マクレーがパーソネンに続く2番手タイムをマークした。「良いタイムが出せたね。トップギヤでの全開セクションが多く、クルマの動きにも慣れてきたので、結構激しくプッシュしたんだ。」と笑顔のマクレー。攻めるラリーの勘も戻り、いよいよパーソネンを追撃する構えだ。リガトは再びセンターデフの電気系トラブルでタイムロス。
SS3の再走ステージのSS4は、またしてもステージベストをパーソネンに奪われるものの、マクレーが好走して総合2位をキープ。新井はSS3よりもタイムアップしたが、ミツビシのガリを挟んだ4位となった。この日最後の
SS5はサービスパークのあるハグフォースに近い運動施設の中で行われたショートステージであった。凍ってアイススケートリンクのようになった幅狭のコースを制したのはやはりパーツネンで、新井は多くのギャラリーの前でも臆することなく、無駄のないドライビングで2番時計をマークした。この日最初の2ステージ以降、SUBARU勢のフロントランナーを走り続けたマクレーは、ミスなく走行するがステージ7位。ワールドラリーカーの経験も豊富な彼は、北欧ドライバー有利と言われる中クラス2位でレグ1を終了することとなった。
トップラン・レーシングからエントリーのイタリアの紳士的ドライバーファピオ・フレジリオは、メカニカルトラブルが発生してSS5終了後にラリーを終えることとなった。今日は「自分の中では上出来だったのに、なぜ他のドライバーより遅かったのかわからなかった。ここはステージの景色も素晴らしく、ドライビングも楽しい。また今後ぜひとも出場したいし思う」

各SUBARUクルーとチームは、今夜の天気の推移に注目している。もし今夜予報通りに積雪があるか、気温が急降下しないがきり、レグ2はまたしても滑りやすく条件となるだろうし、路面はウェットか泥だらけとなるだろう。
| ■PCWRC
LEG1 暫定順位
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1位 |
41 |
J.パーソネン |
1:17:19.3 |
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2位 |
39 |
A.マクレー |
+44.2 |
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3位 |
43 |
G.ガリ |
+48.9 |
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4位 |
31 |
新井敏弘 |
+52.5 |
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5位 |
32 |
K.シン |
+1:18.9 |
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6位 |
42 |
M.ヒギンス |
+2:06.5 |
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7位 |
35 |
M.リガト |
+2:06.7 |
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8位 |
33 |
D.ソラ |
+2:51.3 |
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LEG2は7日15:46(日本時間)スタート予定。
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