2004レポートTOP
Rd.1 Swedish
Rd.2 Mexico
Rd.3 New Zealand
Rd.4 Argentina
Rd.5 Deutschland
Rd.6 France
Rd.7 Australia

 Webmaster

 
プロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)第2戦
新井敏弘選手は不運もありながら、2位のポジションでLEG1を終えた。
トップタイムもマークし、好調な滑り出し。
 
Leg1 Report 12.March.2004    

ラリー・メキシコの本拠地であるメキシコ中部のレオンの町は、2,000m近い高地ながら、緯度が低いため平地部の気温でも日中は30℃近くとなる。そのためもあり、ラリー本部やメディアセンターとともにサービスパーク全体が大きなコンベンションセンターの中、つまり屋内に設置されている。この時期、日中は晴れるものの朝方小雨が降ることが多く、また午後は風が吹いて各所で小さな竜巻が起きる。レオンの町とて幹線道路以外は未舗装路が多く、その風をしのぐにも屋内サービスはうってつけだ。

比較的高速ステージが多く、様々なタイプの路面、地形が盛り込まれているこのラリー・メキシコは、当初からハードバトルが予想されていたが、前夜激しく降った雨によってレグ1スタート直後から各チームは様々なトリックに悩まされた。このラリーの最高標高2,700mを通過するSS1では、昨年の同ラリー覇者であるマルコス・リガトのブレーキにトラブルが発生、プッシュできずに上位フィニッシュを逃した。

SS1トップは、新井敏弘。新井は気を良くしてSS2に臨んだが、フィニッシュライン手前のバンプ(一般車減速のための常設突起)でハードブレーキング。このミスでタイムロスし、ステージ2番手でサービスに戻ることとなった。現在選手権ポイント2位のアリスター・マクレーは、SS1の5km地点でパンクし、1分近くをロスすることに。また、今回から参戦したナイオール・マクシェアは、インプレッサに慣れ、セッティングを組み立てていくために、抑え気味に走っている。マクシェアは、ラリー前に「今回はとにかくリタイヤせずに、クルマに慣れることが先決。チャンピオンシップでは、後半までに徐々に上位を狙っていくさ。」と語っていた。スウェーデン出身のヨアキム・ロマンは、SS1の高速セクションでスピン。その後は慎重になってステージ完走を心がけた。元英国選手権チャンピオンのマーク・ヒギンスは、SS1でギヤボックス・リンケージのトラブルに見舞われ、まさかのリタイヤを喫した。中東カタールから参加のナッサー・アル・アティヤーは、予期せぬギヤボックス・トラブルで戦列を去ることとなった。
SS2終了時点でトップは、ミツビシ・ランサーを駆るダニエル・ソラ(スペイン)。新井敏弘が3.7秒差で続いた。

20分間のサービスを挟んでレグ1の後半2ステージに向け、各車はサービスパークを後にしていった。SS3は、リアピンや狭路、ローラーコースターのようなアップダウンを高速セクションでつなぐようなトリッキーなコース。ここでトップ取ったのは奴田原文雄であった。2番手のD.ソラに30秒もの差をつけてのステージ・ウィンであった。インプレッサ勢は新井敏弘が3番手。その新井は、この日最長のSS4(SS1の再走)での挽回を期してスタージをスタートし、速いペースでコーナーをクリアしていったが、終盤に突然の激しい降雨に見舞われスピン。壁にヒットして、10数秒をロスすることに。このステージは、ヤニ・パーソネンがベストタイムを出した。
レグ1はD.ソラがラリー・リーダーで競技を終え、新井敏弘は27秒差の2位となった。新井は3位のJ.パーソネンに7.1秒のリードを保っている。

新井敏弘は、「実は今朝体調が悪く、決してベストコンディションではなかったのですが、午後には直ってしまいました。SS4では、雨だ、と思ったとたんにすごい土砂降りになってしまい、クレスト越えの左コーナーでスピンしてしましました。でもまだまだチャンスはあります。クルマにもタイヤにも何も問題はなく、明日も攻めて行きますよ。」とコメントした。

レグ2は、このラリー最長の競技区間距離があり、天候次第ではまた大きな波乱が起きるかもしれない。



■LEG1終了後の新井敏弘選手のコメント

「SS1でトップタイムが出て、SS2は普通に走りました。
SS4ではマニファクチャラーが走り終わったあたりで夕立が降り始め、
路面は泥のぐちゃぐちゃになってしまい、少しタイム差がついてしまった。
2回ほど土手に乗り上げたしね。
グループNのスタート順の早い連中は、ほとんど雨に会わなかったから、
これも運だよね。
ヌタも2回ほどぶつけて、パンクして遅れたって言っていた。
それでも、今日はまあまあだったと思うよ。
マシンのセットは、十分やったから、問題ないし。
でもここは標高が2,000m以上あるので、エンジンパワーが出ない。
通常270〜280馬力くらいのパワーが200馬力くらいしかないからね。
明日は、テクニカルなセクションが多いので、タイム差はつきにくいと
思うけど、がんばります。」


順位
No.
ドライバー
タイム
1位
33
D.ソラ
1:08:20.4
2位
31
新井敏弘
+27.0
3位
41
J.パーソネン
+34.1
4位
39
A.マクレー 
+1:23.9
5位
34
N.マクシア
+2:15.1
6位
32
K.シン
+2:15.9
7位
35 
M.リガト 
+2:33.5
8位
47
X.ポンス
+2:35.9

 


Copylight(C)2004 T's Crew Inc. All Right Reserved.