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SUBARUドライバーらはステージトップタイムをマークするなど、大活躍のレグ1となった。特筆すべきはマルコス・リガトが、ステージウィンを2回たたき出し2位と好位置をキープした。また、新井敏弘は前走車がコースを塞いだアクシデントもめげずに4位でレグ1を終了した。
新井は、木曜夜にマヌカウシティの特設会場で行われたスーパースペシャルステージでインプレッサ勢のトップに立っていた。新井に続いたのはナイオール・マクシェアで、非常に力強い走りで幾度がセカンドベストをマーク。ラリー序盤でギアボックスの損傷により、かなりロスしたにも関わらずマクシェアは、猛烈なスピードで追い上げ、SS7ではSUBARU車トップタイムを記録。ところが、サービスにおけるギアボックス修理に手こずりタイムオーバー、2分30秒のペナルティーを課され総合11位までポジションを落としてしまった。
リガトは持ち前の速さをみせ、トラブルもなくSS4、SS6でステージウィン。SS3、SS5でセカンドベスト、またSS7では3番手タイムを記録した。午後のステージはペースを保っての好走をみせ、何のトラブルもなくトップのマンフレッド・ストールとのバトルを楽しむ余裕を見せた。
マーク・ヒギンスは、前日のリガトのトラブルと似たギアボックストラブルをかかえ、2回目のサービスで修理を行った。それまではセンター・デフがフリーの状態でペースが上がらず戦っていたが、修復後には急速にペースアップ。トップグループのスピードに接近した。
ナサール・アルアティヤーはトラブルフリーでレグ1を走行。ニュージーランドのコースを楽しみながらも、PCWRCトップコンテンダーのペースに追いつくことに集中した。アルアティヤーはそれほど無理な走りを見せず、メインスポンサーのため完走ペースを守っている。
アリスター・マクレーは、シャシー・セッティングに悩まされ、ブレーキトラブルもあって全体的にペースダウン。明日、日本製ブレーキパッドに変更する予定で、それによって解決したいと望んでいる。
ファビオ・フリジエロのニュージーランド・ラリーは、残念な結果となってしまった。木曜のスーパースペシャルステージで壁にヒットし、大スピンのうえ左後輪を大破。最初のリタイア車となってしまった。
ヨアキム・ロマンは他のSUBARU車のペースに追いつくことができず、駆動系トラブルが足かせとなりペースアップがままならない状態であった。午後最終のロングステージではブレーキペダルが少しソフトだとコメントしたが、レグ2のステージではペースアップを狙っている。
今朝のオープニングステージのSS3では、マクレー、マクシェア、新井らが前走車のクラッシュにより道が塞がれ3人とも約6分遅れた。しかし、審査委員会によりのちにタイムは修正された。
午前中は素晴らしい快晴で気温は20℃あたりを保っており、夕方のマヌカウシティでのスーパースペシャルステージまで天候はもった。マクシェアはSS8で果敢なチャージを見せ、前日のスーパースペシャルステージでトップ4を占めた三菱勢を打ち倒した。新井はそのSS8では3位となった。SS9ではマクレーが2番手、マクシェアが3番手を記録した。
レグ1で好調さをみせたリガトは13.6秒差で2位につけ、続いて新井が57.8秒差で4位とトップから1分差以内につけている。トップレベルのドライバー達がハイペースを保ちながら、上位をうかがっておりレグ2は一層白熱した展開が予想される。
ドライバーコメント
新井敏弘 - Car #31
前日夜のスーパースペシャルでは2番手につけていたから、少しロードスイーパーをしなくちゃならなくてタイムロスがあった。スタートでは他の車がグラベルを巻き上げるので、ウインドシールドを壊されないように少し下がっていなければならなかった。今朝は特にトラブルはなかったけど、デフのセッティングについては100%満足できていない。路面がクリーンなところではトラクションを得られるが、3、4、5ステージは結構タフだった。午後は車両バランスを少し変えてみたけれど、100%完璧とはいえない状態。でもどうにかトラブルフリーで走ることができた。
ナイオール・マクシェア - Car #34
最初のスーパースペシャルでまずギアボックスが壊れてしまったけれど、幸運なことに走りつづけることができた。午前中はサービス地点まで140kmどうにか走りきって、ギアボックスを交換。残念なことに10分間サービスのところだったので、25分かかる修理を行い、遅延マージン上限まで使ってしまった。第6ステージのタイムにはがっかりした。理由はわからないけれど、ブレーキが少しソフトな感じがあって、結局、最後にはリアブレーキしかなかったような状態だった。フロントバッドの磨耗がひどかったので、第5ステージの後でそれらを交換しなければならなかった。もう二度とこんなことは起こしたくないね。
マルコス・リガト - Car #35
昨晩のステージ1と2では、センターデフをうまく使えなかった。今はもう解決し、今のペースに満足している。2ステージウインの結果はとてもハッピーだね。明日のレグ2が楽しみだ。
ヨアキム・ロマン - Car #37
午前中はきつかった。駆動系がうまくいっていないことはせかっていたけれど、実際何が問題なのか100%確かなものがない。明日のステージでは運が上向くことを期待している。一番気をつけているのは、前回のイベントであったような高速でのドラマを出来る限り避けて、フィニッシュまでに無傷でたどり着くことだ。
アリスター・マクレー - car #39
SS6とSS7で大きなブレーキトラブルに見舞われた。それによるタイムロスが大きかった。ブレーキパッドが車に合わなかったが、現在正しいパーツを見つけたので、明日のステージではこの問題は解決されていることを望んでいる。
マーク・ヒギンス - Car #42
昨晩はギアボックスの問題があった。満足のいくまでそれを修理しきれていないので、午前中のステージでは、抑え気味にいった。サービスで問題を解決できてからは、午後のペースをつかむことができた。結果としては、午後のステージでの進展に満足している。車はレールの上を走っているような感じで、でもそんな良い感じには私自身慣れていない!これほど理想的にクルマが機能しているのはこれが初めてじゃないかって気づいた。明日はペースを作っていって、先頭に近づきたい。このラリーをフィニッシュすることも大きな目的だ。
ナッサー・アルアティヤー - Car #44
昨晩も午前中のステージも何の問題もなかった。PCWRCの最速ドライバー達に着実に近づいていて、今のところラリーを本当に楽しんでいる。目標は完走。メキシコのリタイヤは繰り返したくない。余裕はまだあるが、マシンを完璧に理解するためにセッティングを学習することに集中している。今回はキープペースを続けるのが、残りシーズンでトップランナーのペースに入っていく助けになる。
トニー・サーカム - ミルピステコンセプトについて:
ここではミルピステコンセプトが結構うまく機能しているように思われる。但し、一日が非常に長い。実際には、私自身は長すぎるとは感じなかった。ただ、私は4日続けて一日20時間のラリーをするのに慣れていているだけで、私にとっては問題ないという意味である。このミルピステが今回限りであれば、あまり意味がない。2日間の連続レッキののちラリースタートとする通常のほうがずっとよい。フレキシサービス(WRCマニュファクチャラーチームのための時間差サービス)は、ここではミルピステコンセプトとともに行っているが、非常にうまく機能している。但し、オペレーションが複雑すぎるように思われる。
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