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2004年世界プロダクションカーラリー選手権(PCWRC)最終戦、「テレストラ・ラリー・オーストラリア」は11月12日、本格的な競技がスタート。暑くドライのコンディションの中、昨晩は1本の走行が行われたスーパーSS・2本を含む8ステージが行われた。
この日2本目のステージで、ハンドブレーキのスイッチにトラブルを抱えた新井敏弘は、ヘアピンコーナーのクリアに苦戦。最初のサービスでこのトラブルは解消させ、この日2グループ目のSSで復調。 しかし、不運にもSS6でパンクによるタイヤ交換で3分以上のタイムロス。このステージ12番手タイムと、痛恨の順位陥落となった。残りのステージを全てマキシマムアタックで攻めた新井は、トップとの差を詰め、PCWRCの7位でこの日を終えた。
序盤から順調にペースを維持したREDワールドラリーチームのアリスター・マクレーが、自信に満ちたスムースな走りで速さを見せつけ、この日8本のステージ中7本でステージウィンと圧勝。スコットランド出身ながら、西オーストラリアの路面にも馴染みの深いマクレーは、この日全般に渡ってリードを堅守、タイトル獲得に向けて絶好のポジションに付けた。
同じくSUBARU勢でタイトルの可能性が残るナイオール・マクシェアは、南半球ラウンドで厳しい幕開けを迎えた。最初のステージではタイヤチョイスが合わず、乱調子。しかしPCWRCの9位から、午後には素晴らしい巻き上げを見せ、最終的に5位まで順位を上げてこの日を終え、明日のステージでの上位進出に望みをつないだ。
アルゼンチンのマルコス・リガトは、不運にもオイルシールが破裂し、この日最初のステージも走行できないままリタイアとなった。
マーク・ヒギンズも午前中は厳しい走りが続き、このコンディションの中、調子をつかむことができなかった。SS5では転倒し横倒しとなったが、すぐにコースへ復帰。その後、溝にスタックしたが、このアクシデントからもリカバリーした。しかし、全般的にはマシンに満足はできず、この日をPCWRC 11位で終了。明日のステージでのポジションアップを狙う。
ナッサー・サレ・アルアティヤーは、この日を通じて堅実な走りを保ち、徐々に順位をアップさせながらステージを消化。一時PCWRCの13位だったポジションを8位にまで上げるなど、このシリーズの戦いで実力をつけてきたことを証明してみせた。
ファビオ・フリジエロは午前中の走行を満喫し、順調に走行を重ねながらコンディションに馴染んでいき、西オーストラリアの壮観でハイスピードなステージを絶賛。この日3本のステージ時点でPCWRCの16位だった順位を10位まで上げる、見事なジャンプアップを果たした。
明日、アリスター・マクレーはPCWRC勢では先頭スタートとなるため、砂利履き役のデメリットがあまりないことを願うばかり。レグ2で目指すのはもちろん、PCWRC首位の座。今のところ、すべて順調に進んでいる様子のマクレー。ペースとレグ1での堅実さを見ても、間違いなくPCWRC勢が第一にマークするドライバーとなりそうだ。
ドライバー・コメント
新井敏弘 - Car #31
明日は、砂利が掃かれた後のステージを走ることができるメリットがあるので、 上位に食い込めると期待している。基本的にはプッシュをしていくしかない。後は少しの運を期待するだけ。そして周りの動きを見ていく
アリスター・マクレー - Car #39
今日はまったくトラブルなしで走り切った。今は戦略的な走りで、この路面に対する知識を存分に活かしている。明日は、少し気楽に行けると思う。慣れ親しんだイベントなので、もちろん勝つ自信がある。メリットがあると分かっている時以外は、ハードにはプッシュはしていかない
ナイオール・マクシェア - Car #34
戦略的にもいいポジションにつけた自信を持っているし、現状のこの状況の中で、まだ何かできるという実感がある。明日は、さらに上位を目指していく
ファビオ・フリジエロ - Car #45
ワイルドなオーストラリアのステージは、本当に素晴らしい。マシンに関しては、まったくトラブルはない。パースのステージは、本当に高速。少し怖いくらいになった時もあったほどだ!とても満喫しているし、こうした高速ステージでの走りを学ぶ素晴らしい時間を過ごしている。明日や日曜日のステージも楽しみにしているよ
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