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プロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)第7戦「ラリー・ジャパン2005」が9月30日(金)から本格的に競技がスタートした。総距離642.14kmでスーパーSS1つを含む計9つのSS合計163.26kmで争われたレグ1で、チャンピオンを争う新井敏弘は、SS3クンネイワ-ニウエオの最長ステージでパンクを喫し約1分半のロスとなったものの、それ以後のステージで驚異の追い上げを見せトップ差4.8秒にまで挽回。PCWRC-2位につけた。また終始安定した走りを見せたアキ・テイスコネンがトップ差1分32.5秒でPCWRC-3位につけた。
誰もが警戒を示していた最長ステージとなるSS3クンネイワ-イウエオ(50.06km)でまさかのパンクを喫したのは新井、リガト、アルワハイビ。3名ともパンクをするまでは上位につけていただけに悔やまれるトラブルに序盤から見舞われた。
昼のサービスに戻った新井は「50kmのロングステージの約30km付近で大きくスライドし左リアをパンクしてしまった。まあ、まだ2日半もあるし午後は全開で行くよ」と挽回に意欲を見せた。また新井とチャンピオンシップを争うリガトは「SS3のステージは午後も走る。もっと悪いコンディションとなるであろうからパンクに気をつけていく」と語った。
午前のリピートステージとなる午後のステージで、失ったタイムを大きく取り戻す走りを新井が見せた。大きなハンディを背負った新井は、その後の午前のSS4、午後のSS5で連続PCWRCステージウィンを獲得。圧巻となったのはパンクしたSS3と同じステージとなるSS7で、2位を39.8秒引き離すスーパータイムでステージウィンを獲得し、PCWRCトップ奴田原文雄選手に大きなプレッシャーを与えた。
そして新井は霧の濃くなったSS8でも2位に39.9秒差をつける連続スーパートップタイムを叩き出した。この2つのステージでトップと2.8秒差に詰め寄った新井。午前のステージの借りを午後のステージでキッチリ返すなど逆境に陥るほど強さを見せる経験豊かな新井の真骨頂を見せつけた。結果、新井はこれまで合計4つのSSでPCWRCトップタイムを叩き出す快走をみせた。
一方、新井の驚異の追い上げに注目が集まった午後のステージで、他のSUBARU勢も負けてはいなかった。SS5でテイスコネンがセカンドベスト、SS6でリガトが3番手タイム、SS7とSS8ではポッゾがセカンドベストとトップ2に食い下がった。
レグ1最後のステージとなる札内川の河川敷に設けられた2.10kmのスーパーSSで、新井はセカンドベストタイム。一時は1分半以上も差をつけられた新井は、最終的に4.8秒差までに追い上げ、PCWRC-2位でレグ1を終えた。
PCWRCドライバー・コメント:
新井敏弘 - Car No.31
「午前中のステージで少しサスペンションが柔らか過ぎたかも知れない。パンクは残念だけど誰もがリスクを背負っている。今日、後半にプッシュして順位を挽回できたことは良かった。まだ2日も残っている。明日も更にプッシュしていくよ」
ガブリエル・ポッゾ - Car No.40
「出だし出遅れてしまったけど午後のステージをこなすうちにリズムがつかめてきた。ナローでハイスピードな日本のコースだけど気持ちよく走れている」
マルコス・リガト - Car No.36
「良い感じで走れていたのに午前午後と同じステージでパンクするなんてついてない。明日は気持ちを切り替え順位を挽回することに集中したい」
グループN - SUBARU勢
SUBARUインプレッサでグループN部門に出場しているSUBARU勢も健闘を見せた。午前中のステージを終えSUBARUラリーチーム・ジャパンのコディ・クロッカーがグループN-3位、TOKYO
SUBARU RALLY TEAMの鎌田卓麻がグループN-4位、SUBARUラリーチーム・ジャパンの勝田範彦がグループN-7位と好ポジションにつけ、SUBARUはPCWRC勢を加えたグループN部門で、2位〜7位を占める結果となった。
コディ・クロッカー - Car No.64
「ハードな初日ではあったが現時点でグループNで3位のポジションに居ることは良かった。明日はこの順位をキープできるようにペース保ちたい」
鎌田卓麻 - Car No.61
「SS8シピリカキムは日も陰り霧も出て前も見えずコース上に留まっているのが大変でした。レグ1終わってみればグループN-4位。明日は表彰台圏内目指して追いかけていきます」
勝田範彦 - Car No.68
「クルマの調子も良く順調に走れ、ハードな展開が予想された初日を無事終えることができました。50kmのステージは非常にタフでした。まだラリーは始まったばかり。今のペースを守って明日も頑張ります」
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