Rd.1 Monte-Carlo
Rd.2 Mexico
Rd.3 Argentina
Rd.4 Greece
Rd.5 Japan
Rd.6 Cyprus
Rd.7 Australia
Rd.8 New Zealand

 Webmaster

最新のレポート、情報はコチラ
 
Preview

FIA世界ラリー選手権(WRC)は、全16戦中の第11戦を極東で迎える。SUBARUワールドラリーチーム(SWRT)にとってのホームイベント、ラリージャパンは、9月1-3日、日本の北海道帯広市を拠点に開催される。WRC唯一のアジアラウンドであるラリージャパンは、WRC昇格以来、日本中から何千人もの観客を集めてきた。昨年は3日間の競技中、のべ20万人の集客を数え、セレモニアルスタートだけでも5万2000人が会場に集まった。

ラリージャパンは、太平洋内陸の十勝地方に広がる森林を抜ける、ナローでルーズなグラベルのステージを走る非常にテクニカルなイベント。ツイスティな3kmのショートステージから、34kmを越えるロングステージまで、各レグ最大10SSが設定されるなど、クルーにとってはタフなチャレンジ。各ステージ間のリエゾンも長いため、ドライバーは一日12時間以上も運転をすることになる。

1日の競技時間が長いため、天候の変化もラリージャパンの特色の一つとなる。帯広は2つの山脈に囲まれてはいるものの、太平洋沿岸特有の気候が強い風やにわか雨をもたらす。今年は台風シーズンの最中での開催となるため、競技中は急なにわか雨に見舞われる可能性も少なくなく、それが柔らかな土壌を水浸しにすることとなる。ステージによっては4回使用する場所もあり、走行が重なれば路面は深い轍が掘られることになる。

今年は2005年よりも1本多い27本のステージが設定される。今年の変更点としては、新たなスーパーSSがサービスパークに隣接して設定され、競技中5回走行する他、シェイクダウンにも使用される。またWRC屈指の最長ステージとして知られてきた50kmのクンネイワ−ニウエオは、3本の短いステージに分割された。8月31日木曜日、帯広市街でセレモニアルスタートが行われた後、最初のステージは9月1日金曜日、8時3分に始まる。ポディウムフィニッシュは、帯広から6km南下した北愛国サービスパークで9月3日日曜日15時から行われる予定。

◎エントリー

SUBARUワールドラリーチームからは、ペター・ソルベルグ(コ・ドライバー、フィル・ミルズ)、クリス・アトキンソン(コ・ドライバー、グレン・マクニール)がSUBARUインプレッサWRC2006でエントリー。日本の新井敏弘(コ・ドライバー、トニー・サーカム)も、SUBARUインプレッサWRC2006で参戦する。

ペター・ソルベルグは、今年3回目のラリージャパン参戦。2004年に優勝を決めたソルベルグだったが、2005年は22秒のギャップを築いてラリーリーダーに立っていたが、あと一つのステージを残す直前で石にヒット、悔しいリタイアを喫している。

クリス・アトキンソンが初めてこのラリーに参戦したのは、FIAアジア−パシフィック・ラリー選手権(APRC)として開催された2003年。アトキンソンは日本で数々の好リザルトを残しており、2004年にはスーパー1600クラスで優勝、2005年はWRC自己ベストとなる総合3位で初ポディウムを達成。オーストラリア人が獲得したWRCイベントでのポディウムフィニッシュとしては、1992年以来となるリザルトだった。

新井敏弘がこの母国開催のラリーに参戦するのは、今年が4回目。アトキンソン同様、新井もこのラリーとは相性がよく、SUBARUインプレッサでグループNに参戦した年はすべてクラス優勝を果たしている。

◎ドライバーコメント

ペター・ソルベルグ
「ラリージャパンは本当に楽しみなイベントだし、いつも相性がいい。しかし、今年は何の予測もしない。スタートしたらリズムをつかみ、突き進むのみ。いいリザルトを獲らなくては。理想的にはポディウム。運があってマシンがすべて順調に動けば、誰よりも可能性があるはずだ。たくさんのファンの前でそれが実現できれば、こんなにうれしいことはない。あれほどの熱烈な応援を受けることは、ドライバーにとって何よりの励みになる」

クリス・アトキンソン
「ラリージャパンはSUBARUのホームイベントなので、チームにとって大きな一戦。昨年はいい結果が出せたし、ナローで高速なトリッキーコースもうまく走りこなせたが、同じリザルトを今年も獲得するには厳しい戦いになるだろう。マシンに関しては前進できた点もあり、いつも手堅くペースをつかむようステージに向けての準備が整っている。我々が目指す目標に関しては過小評価をするべきではないが、それでもSUBARUのファンの前ではいいリザルトを獲得するためにベストを尽くしていく」

新井敏弘
「SUBARUワールドラリーチームからラリージャパンに参戦することができて、本当にエキサイトしている。チームのことはよく知っているし、馴染みの顔も残っているが、自分がいた時からチームのレベルは上がっている!母国で開催されるラリーだし、WRカーをドライブするのは2001年以来なので、かなりプレッシャーを感じている。だから僕の目標はいいフィニッシュをすること。現実的にはトップ5を目指して行くが、ラリーが始まりトップ3のうち誰かにトラブルが起これば、どうなるかは分からない。僕らにもポディウムの可能性は十分ある」

◎マシン&挑戦

SUBARUワールドラリーチーム・スポーティングディレクター、ルイス・モヤ
「ここまで日本での記録は非常にいいもので、優勝または大きなマージンを築いてのリードを獲得している。しかし今年は、自分たちが得られる結果に対して現実的にならなくてはならない。フィンランドでのパフォーマンスの向上は非常に期待の持てる内容であり、特に最終日にクリスが出したタイムは素晴らしかったが、ラリージャパンはタフなイベントになるだろう。ペターにはポディウムフィニッシュの可能性が十分にあり、そうなれば大勢集まってくれるであろうSUBARUファンにも満足してもらえる。クリスのフィンランドのペースを見ても、2005年に獲得したリザルトと同等の結果を獲得するに充分ふさわしい。またもちろん、トシ・新井が2001年以来、再びSWRTから参戦することも心から歓迎する。彼が母国のラリーをWRカーで参戦して見せるパフォーマンスは非常に楽しみだ」

SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「ジャパンはSUBARUの本国市場であると同時に最大の市場でもあるので、チームは、北海道にやってくる地元ファンやスタッフ、SUBARUのビジネスパートナーの前で強さを発揮することに最大限専念してきた。

ラリー・フィンランド終了からわずか96時間後にパーツやマシンを空輸でジャパンに発送したにも関わらず、チームは、長期開発とパフォーマンスのさらなる向上を目指した4日間のテストをサルディニアで敢行した。この成果を、来週金曜日に最初のステージを攻める前までに3台すべてに投入していきたいと思っている。
天気予報では、ラリーウィークの帯広地方は降雨の可能性が高くなっていると伝えており、タイヤチョイスとタイヤパフォーマンスは、勝利を握る重要な鍵となる。ここ2年間は、SUBARUとピレリの組み合わせは、難しい日本のステージでも最高のパフォーマンスを見せているので、チームは2006年でもそれを再現する自信を持っている」

◎ラリーの合間

SWRTのドライバー、ペター・ソルベルグとクリス・アトキンソンに休む暇はなく、フィンランドから直接、4日間の開発テストを行うサルディニアへと向かった。このテストではソルベルグが2日間ドライブし、アトキンソンが残りのテストをオブザーバーとして担当した。2人は8月26日土曜日、日本へ旅立ち、8月28日月曜日、東京都内で行われる記者会見とPRイベントに参加する。

2001年以来初めてSWRTから参戦する新井敏弘は、FIAプロダクションカー世界ラリー選手権で、目覚ましい成功を遂げている。SUBARUインプレッッサWRX STIで参戦している新井は、2003年、2004年にシリーズ2位、2005年にはタイトル獲得を達成した。今年は、ラリー・メキシコでクラス優勝、現在PCWRCでは3位につけている。




Copylight(C)2003-2006 T's Crew Inc. All Right Reserved.