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新井敏弘 ラリーレポート
 
 
アルアティヤー、新井が不在のジャパン
PCWRCニューヒーローは誰に?

長かったサマーホリデーも終わりを迎え、PCWRCコンペティターが今週末、FIAプロダクションカー世界ラリー選手権で唯一のアジア大陸大会である第5戦「ラリージャパン」で後半戦の火蓋を切る。

2004年からFIA世界ラリー選手権カレンダーに含まれ、今回で3回目の開催となる「ラリージャパン」はPCWRCとしては2回目。SUBARUと三菱のホームラリーとあって、この大会を待ち望んでいる非常に多くのラリーファンを再び魅了することであろう。開催地である十勝に集結するファン数は約20万人が予想され、北海道の田園風景の中を行く幅狭い高速ステージコースの沿道を埋め尽くすこととなる。

PCWRCにおいて高い日本の技術力は、SUBARUと三菱が世界のグループN車両を席巻したことを考えると一層強力なものと感じられ、今シーズンもそれは変わることなく日本車同士が接戦を繰り広げており、SUBARU車が選手権をリードしている。

現在PCWRCシリーズポイントで1位と3位のSUBARUインプレッサWRX STI spec Cをドライブするナッサー・サレ・アルアティヤー(34ポイント)と今回ワールドラリーカーをドライブする新井敏弘(15ポイント)がエントリーしないため、その他のPCWRCコンペティターは、シリーズ4位のレシェク・クサイを始めランキング上位を虎視眈々と狙っている。

SUBARU勢は、新進気鋭の日本人ドライバー鎌田卓麻が、今回は世界で最も経験豊富なコ・ドライバーの一人であるデニス・ジローデとコンビを組む。鎌田/ジローデ組は、事前テスト日にペースノートを日本語から英語に正確に訳し、正しく使用できるよう練習。出来る限り走りこみ、イベント準備に余念がない。

フィンランドのヤリマティ・ラトバラは、サスペンションシステムを数タイプ比較し、早々にトミ・マキネン・レイガーシステムの方が速くて良いとの結論に達した。シリーズ4位のポーランド人の腕利きレシェク・クサイも現地入り。一方、当初エントリーのセルゲイ・ウスペンスキーは欠場することとなった。

もう一人のフィンランド人ドライバー、アキ・テイスコネンも事前テストで路面にあわせたサスペンションセッティングに終始し、クサイのクルマもラリーに向けて状態が正しいかを確認し準備万端となっている。

STIグループNプロジェクト・ジェネラルマネージャー、ジョージ・ドナルドソン
「事前のテストで数名のドライバーが走行し、PCWRCドライバーがどの点から見ても間違いなくWRCのトップドライバーに限りなく近づいていると感じた。1日からの競技が非常に楽しみだ」


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