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新井敏弘 ラリーレポート
2006ラリーオーストラリア
 
 
プロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC) 第7戦
新井敏弘選手は、3.3秒差の2番手
激戦のレグ1、トップ5に4台とSUBARU勢が活躍
 
LEG1 Report
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最終2戦となるFIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)第7戦「テレストラ・ラリー・オーストラリア」は10月27日、レグ1本格的な競技がスタートし、地元出身のディーン・ヘリッジがこの日のオープニングステージからPCWRC首位に立つとそのままポジションを堅守、PCWRC勢の争いはドラマチックな幕開けを迎えた。首位はヘリッジが守り続けたものの以降の争いは激しく、1日を通して首位から5位までの差は、約20秒と混戦模様。僅差での争いの中ポジションの変動も激しく、オーストラリアの日差しが照りつける空の下、コンペティターは暑さの中でダストとも格闘、非常にエキサイティングなラリー展開となった。


スリッパリーな路面で知られるこのイベントだが、このレグ1は特に慎重にならなくてはならないコンディション。SUBARUのPCWRC勢は全員が大きなタイムロスやアクシデントもなく、ラインを外せば球状のグラベルが待ち構えるこの日の難関ステージを走り切り、初日を終えて、PCWRCトップ5中4台をSUBARU勢が占めた。

PCWRCの首位に立ったのは、チーム・クオシスから参戦している地元出身のディーン・ヘリッジ。しかし、わずか3.3秒差で、昨年の覇者・新井敏弘が続く。3位につけた三菱のミルコ・バルダッチを挟み、アキ・テイスコネン、ヤリマティ・ラトバラとさらに2台のSUBARU勢が続き、この日78kmのステージを走り切って、この5台のギャップはわずか23.4秒という激戦となっている。

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このイベントをスキップしているナッサー・サレ・アルアティヤーは8ポイント差でPCWRCシリーズ首位に立っているが、シリーズ2位につけている三菱の奴田原文雄にとっては、その差を詰める絶好のチャンス。奴田原はこの日堅実な展開をみせたが、この日を終えて現在ヘリッジに1分44秒遅れてのPCWRC7位。

この日最初の2本のステージで、タイヤ温度に若干苦しんだ新井敏弘はややタイムをロスしたものの、深刻なトラブルには至らなかった。日中サービスの時点では4位で折り返し、午後まもなく2位に浮上しポジションをキープした。

アキ・テイスコネンはマシンに問題なしと伝え、テイスコネンらしく滑り出しは堅実に攻め、午前のリピードステージではうまく調子を上げていった。そして午後のステージで大躍進。SS8終了時点の6位から次のステージでは一気に3位に浮上、最終的に4位でこの日を終えた。

SS6では、ヤリマティ・ラトバラ、ディーン・ヘリッジ、マルコス・リガトが、クリス・アトキンソンがコースアウトし出火したポイントで停車、マシンの救出と森の延焼防止に参加した。火はうまく消し止められ、ここでは一定タイムが与えられた。

シーズン序盤に車両アクシデントに見舞われて以来の復帰となったセルゲイ・ウスペンスキーは、感触を戻しながらの参加。体調は問題なく、ミスを避けることに専念しながらステージを満喫し、この日を9位で終えた。

STIグループNプロジェクト・ジェネラルマネージャー、ジョージ・ドナルドソン
「SUBARU勢の上位4人にとっては、非常に素晴らしい一日となった。トップ5を4台のSUBARU勢が占めるという、見事な結果となった。ドライバーとマシンが最高のパフォーマンスを見せた。

このような難しいイベントでアキが本来の速さを見せつけられることができたのは、素晴らしい。午前中はいつものように堅実なアプローチを見せたが、そこから限界を超えるまでのプッシュをすることなくペースを上げることができたので相殺された。とてもいい展開だった。トップ5間のギャップはわずか23秒しかないので、SUBARU勢のうちの1台がこのイベントを制する可能性は充分にある。

明日もいい一日になることを期待している。今日はマシン面ではトラブルはなかった。ややセッティングの差が表れた。ここからは、SUBARU勢が現在のポジションを維持していくことを期待したい。全体的にPCWRCのドライバーは、非常に落ち着いて経験を発揮しているし、経験の少ないドライバーは、才能でフォローしている!彼らのパフォーマンスには実に満足しており、明日もそれが続くことを期待したい」

ドライバーコメント:

ディーン・ヘリッジ:
「首位には立ったが、ポジションをキープするには午前のペースを上げて行かなくてはならない。僕とトシとの差はほんのわずかだし、その後ろも迫ってきているからね!」

ヤリマティ・ラトバラ:
「正直、あまり満足していない。SS8とSS9ではかなりタイムロスをして、ポジションも後退した。しかし、まだ明日と日曜日が残っており走行距離も長いので、ポジションアップを狙う。マシンは1日、パーフェクトだった」

アキ・テイスコネン:
「今日の内容にはハッピー。マシンはパーフェクトだし、自分の思うとおりにドライブできたのでペースが乗ってきた。明日は面白くなる。ステージを楽しみにしているよ」

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新井敏弘:
「難しい1日だった。ここのステージは走ったことがあるが、うまく思い出せない。2位につけてハッピーだし、明日も楽しみにしている」

セルゲイ・ウスペンスキー:
「ステージはとても高速だが、あまり恐れてはいない。最高のステージだと思うよ!でも、ここを速く走るには、充分な経験が必要だ」

ラリー・オーストラリアのレグ2は、7本のステージの後、パースシティ・スーパースペシャルをさらに2回走行する。2日目の総ステージ走行距離は約120km。

順位
No.
ドライバー
タイム
1. 41 D. HERRIDGE
1:18:47.1
2. 31 T. ARAI
+3.3
3. 36 M. BALDACCI
+16.8
4. 45 A. TEISKONEN
+18.0
5. 37 J. LATVALA
+23.4
6. 32 M. LIGATO
+47.2
7. 33 F. NUTAHARA
+1:44.7
8. 34 S. BELTRAN
+3:04.0

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