S耐第6戦は、宮城県のスポーツランドSUGOにおいて400kmレースとして行われ、10台(合計34台)が参加したSTクラス2では、吉田寿博/小泉和寛の#2FUJITSUBO hpi IMPREZAが2位、今回車名を変更した清水和夫/樋口統也の#22 Start Your Engine IMPREZAが3位で表彰台を獲得。峰尾恭輔/TOSHI ARAI/木下みつひろの#123エンドレスアライアドバンGDBは予選中のアクシデントを乗り越えて6位でゴールした。
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【公式予選】
前日の雨は上がったものの曇天のSUGO。11時50分から30分間行われたドライバーズ予選は、気温26oC、路面温度31oC。3台のインプレッサのA/Bドライバーは、問題なく基準タイムをクリアした。
グリッド予選は15時に始まった。最初のSTクラス1/2/Sの占有走行枠では、#123インプレッサがコースの確認をするがアタックはせず。#2インプレッサもタイヤの皮むきのためにコースを1周しただけでアタックはせず。#22インプレッサはコースインすらしなかった。
路面温度が若干下がった15時40分からの全車が走れる混走枠で、各車が次々にアタックへ出て行った。 残り10分となったところで#123インプレッサの峰尾がコースイン。そして#22インプレッサの樋口がコースへ出て行こうとしていたときに、ポイントリーダーの#11ランサーが1分28秒531というトップタイムを出した。続いて残り5分の時点で#2インプレッサの吉田もコースイン。#123インプレッサの峰尾が1分31秒158のタイムを出した翌周に、アクセルが戻らないというトラブルで馬の背でコースアウト。しかし峰尾の冷静な処置もあり、車両の損傷は比較的経度で済んだが、このアクシデントのためにタイヤを交換したことによりグリッドは最後尾近くまで落ちることが確定的となった。
いっぽうアタックに入った#22インプレッサの樋口は、温まらないタイヤに苦労しながら1分29秒425でクラス2位に。直後、#2インプレッサの吉田が1分29秒004で逆転して2位。ところが樋口はもう1周アタックを続けており、翌周に1分28秒999で再逆転。これで#22インプレッサが2位、#2インプレッサが3位のポジションを得た。また#123インプレッサは、グリッド予選に出走した33台の最後尾、33番グリッド(クラス10位)というスターティングポジションとなった。
【決勝レース】
1日は朝から薄曇りで、ときどき日が差す天候。朝8時から行われたフリー走行で、#123インプレッサが元気な姿を見せてクラス8位。万全とは言えないが、決勝レースには問題なく出走できそうだ。
108周の決勝レースは、33台の車両が出走して13時43分にスタートが切られた。気温は22oC、路面温度は30oCほどでやや肌寒い。スタートドライバーは、クラス2位(総合9位)の#22インプレッサが樋口、クラス3位(総合10位)の#2インプレッサが吉田、クラス10位(総合33位)の#123インプレッサが峰尾。
スタートを決めてクラス2位に浮上したのは#2インプレッサの吉田で、#22インプレッサの樋口は激しく混み合う第2コーナー〜S字で無理をせずに#13ランサーを先行させ4位にドロップ。3周目、#2インプレッサがクラストップの#11ランサーに追いつき、#11ランサー、#2インプレッサ、#13ランサー、#22インプレッサが数珠つなぎの状態になると、ファンの視線を釘付けにした。特に吉田は#11ランサーとテールtoノーズのバトルを仕掛けて、手に汗握る攻防を演じた。10周を過ぎるとマシントラブルのために#13ランサーのペースが落ちた。これで13周目には#22インプレッサが3位へ浮上。また#123インプレッサの峰尾は1周で29位、2周目には24位と総合順位を一気に上げて追撃開始。9周目には総合21位へ上がり、9位の#30ランサーに追いついた。
クラストップの争いは、周回遅れが出てくるとジワジワと差が広がっていき、レースの1/4が過ぎた26周目には、#11ランサーと#2インプレッサの差は2秒7、さらに15秒9後方に#22インプレッサが続いた。#22インプレッサは「燃料が軽くなるとリヤタイヤが発熱せずペースが上げられないようになり」(樋口)ペースダウン。またトップ2台の差も40周を過ぎると10秒ほどに開いていった。
レースも折り返し点に近い47周で、#11ランサーが1回目のピットインを行い、これで#2インプレッサがクラストップ、#22インプレッサが2位に。52周で#22インプレッサがピットインして清水に交代した。#2インプレッサは55周にピットインして小泉に交代。この間に#11ランサーがクラストップに返り咲いた。
また#123インプレッサは、クラス5位までポジションを上げた28周目にバックマーカーに突っ込まれタイヤがバーストしたため、早めに1回目のピットインを行いドライバーは峰尾のままで給油してピットアウト。2回目のピットはクラス5位を走行していた72周で済ませ、ここでTOSHI ARIこと新井敏弘に交代した。しかしピット作業にミスが出てタイムロス。新井はクラス7位でコースへ復帰した。
後半、トップ3の差は縮まらなかったが、終盤の95周で#11ランサーが2回目のピットイン。ここで燃料を少量入れる間に、#2インプレッサが再びクラストップに立った。予定より数周早めに1回目のピットインを済ませていた#22インプレッサは、101周で2回目のピットインを行い3位を守ってコースへ復帰。そして#2インプレッサは当初の予定どおり、最終ラップで2回目のピットインを行い、エンジンを切ってすぐに掛けなおしてコースへ。 しかしこのタイミングで#11ランサーに逆転を許して2位でチェッカーとなった。#22インプレッサは3位ゴールでこのコンビに戻って初の表彰台を獲得した。また#123インプレッサは6位でチェッカー、今回で今年のレース挑戦最後となった新井は、残念ながら表彰台を獲得することはできなかった。
今回のレースの結果、5勝目を挙げた#11ランサーがシリーズチャンピオンを奪回。来年はインプレッサ勢がチャレンジャーとして挑むことになる。なおシリーズポイントは#2インプレッサが2位の#20ランサーに1点差まで迫った。最終戦でポイントを逆転してシリーズ2位を狙うことになった。
小泉和寛(#2 FUJITSUBO hpi IMPREZA、クラス2位)
「今回は久しぶりに攻めていけて楽しいと思えるレースでした。タイヤもずいぶん進化したし、最終戦はチャンピオンは決まってしまいましたが、勝ちを狙いに行きたいですね」
TOSHI ARAI(#123 エンドレスアライアドバンGDB、クラス6位)
「今年はこれが最後のレース。勉強になった部分もいくつかありました。レースにはレースなりの楽しさもあるし、いい経験を積めました。来年はラリーの参戦体制が決まってから検討したいと思っています。応援ありがとうございました」