DAY3 Report
新井敏弘選手、波乱のスウェディッシュで6位入賞
デビューの新型インプレッサがポイント獲得

2008年P-WRC開幕戦「スウェディッシュ・ラリー」は2月10日、競技最終日となるデイ3が行われた。この日は、95km・6SSが設定されていたが、SS18がコンディション悪化のためキャンセル、5SS・79kmとなった。予想されていた通り、デイ3になっても気候は温暖のままとなったが、この日最終2本のステージには、いくらか雪も見られた。
SUBARU勢では、ヤリ・ケトマーが2位でのフィニッシュを目指して快走。フィンランドの若手ケトマーにとって、自身初となる世界選手権でのポイントとなったが、初めて挑むP-WRCの緒戦で8ポイント獲得と、素晴らしい滑り出しを決めた。「このラリーでは、いいスタートを切ることができた。優勝したかったから、デイ1でタイムロスをしたことが残念。フィンランドだけでなく、アルゼンチンやギリシャも、優勝を目指していくよ!」好パフォーマンスを見せたケトマーは、今季この後、P-WRC常連組を脅かす存在となりそうだ。

また新型の2008年仕様SUBARUインプレッサWRX STIの最上位となったのは、6位に入った新井敏弘。「新型モデルにとっては、いいデビューとなった。アルゼンチンまでには、開発とテストを煮詰めて、さらにいいセッティングを行うことができる」
この日の開幕ステージSS15では、2007年のフィンランドグループNチャンピオンであるSUBARUのケトマーがベストタイムをマーク。SS16では、同じくSUBARU勢のパトリック・フロディンが、5秒近くの差をつけてのベストタイムをマークし後に続いた。フロディンは、SS17でもセカンドベストタイムを叩き出し、この日の午前はSUBARU勢が活躍を見せた。
しかし、ポイント圏内でSUBARU勢に順位の変動なく、ケトマーは充分な差をつけて2位を堅守、新井は今季6戦のノミネートイベントでの緒戦であり新型SUBARUインプレッサWRX STIのデビュー戦で、3ポイントを持ち帰った。
2週間前に地元カタールで開催された中東選手権イベントで、2008年仕様インプレッサでの世界初勝利を収めていたナッサー・サレ・アルアティヤーは、最終ステージまで10位につけていたが、コースオフ。難関ラリーの完走直前に、残念な結果に終わることとなった。モータリングクラブのセカンドドライバーとして参戦したフィンランドの若手、ユッシ・ティッパーナが、11位でフィニッシュとなった。
STIグループNプロジェクト・ジェネラルマネージャー、ジョージ・ドナルドソン
「今回のスウェーデンは素晴らしいラリーとなり、新鋭ヤリ・ケトマーの大活躍を見ることができた。この週末を通して見事なパフォーマンスであり、落ち着きのある非常に速いドライバーが2位を獲得してくれた。新型モデルの方が速いことは分かっていただけに、投入できなかったことは残念に思っていた。「ここで新型モデルを使うことができていたら、きっとリードしていたのに」と語っていた。トシは、新型モデルのP-WRCデビュー戦をうまくまとめ、6位で3ポイントを獲得した。新型モデルは、競技中を通して投入した全車から素晴らしい信頼性が見られた。初期トラブルは何一つ発生しなかった。しかし、開発期間が短かったため、トシはこのイベントでは慎重なアプローチで攻めたので、本来の彼の速さを見ることができるのは、アルゼンチンまでお預けとなる。新型モデルは素晴らしい仕上がりだということが分かった。何度もテストを行ってきており、現在も進行中だが、シーズンが進むにつれてパフォーマンスがフルに発揮される姿を見ることを楽しみにしている。次戦アルゼンチンに向けて、非常に前向きな流れだ。7週間後のこのイベントでは、新型モデルがポディウムに上がることを期待している」
順位 |
No. |
ドライバー |
タイム |
| 1. | 52 |
Juho HANNINEN |
2:59:08.7 |
| 2. | 46 |
Jari KETOMAA |
+1:23.2 |
| 3. | 55 |
Patrik SANDELL |
+1:51.8 |
| 4. | 33 |
Martin PROKOP |
+2:03.0 |
| 5. | 53 |
Uwe NITTEL |
+3:55.3 |
| 6. | 31 |
Toshihiro ARAI |
+4:22.9 |
| 7. | 50 |
Armindo ARAUJO |
+6:05.2 |
| 8. | 42 |
Bernardo SOUSA |
+7:58.6 |
2008PWRC プロダクションカー世界ラリー選手権
- R.1 Swedish 2/08-10
- R.2 Argentina 3/28-30
- R.3 Greece 5/30-6/01
- R.4 Turkey 6/13-15
- R.5 Finland 8/01-03
- R.6 New Zealand 8/29-31
- R.7 Japan 10/24-26
- R.8 GB 11/28-30
- Point Ranking
