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荘厳な景観の中、高地で展開されるP-WRCバトルに期待

2008年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(P-WRC)第2戦「ラリー・アルゼンチン」(FIA世界ラリー選手権=WRC第4戦併催)は、3月28日、スタートを迎える。スウェーデンでのP-WRC開幕戦から7週間。今回のイベントでは、クルーはむき出しの石に囲まれた高速グラベルに挑む。ステージは、WRC屈指の標高を誇るこのラリー。今年は開催時期が現地の雨期に当たるため、一層ドラマティックな展開も予想される。
ジャングルのようにあちこちに危険が潜むこのラリーでは、熱狂的な観客が押し寄せることでも知られ、これまでにもマシン見たさのスペクテイターがステージに溢れ出ることもあった。ステージ脇でバーベキューを楽しみながら観戦する模様や、豪快なウォータースプラッシュもこのイベントの名物だ。
今年は、雨期であることから、深さのあるウォータースプラッシュのいくつかは設定から外されている。
ラリー・アルゼンチンは、どのコンペティターに聞いても、世界で最も走りがいのある、チャレンジングなラリーとして名高い。観客が楽しみにしているウォータースプラッシュも、クルーにとっては過酷な難関。これまでにも、トップドライバーたちがこのウォータースプラッシュの犠牲となってきたことも少なくない。
例年通り、ラリーは今年もコルドバ近郊のカルロスパスが拠点となる。今年は、ブエノスアイレスまでのスーパーSS遠征は設定されず、スーパーSSは例年通りコルドバスタジアムが会場となるが、今年のステージは屋外に設定される。

アルゼンチンには、SUBARU勢の強豪が顔を揃える。
エントリーリストの筆頭は、2007年のP-WRCチャンピオン、新井敏弘。その他、ミルコ・バルダッチ、ナッサー・サレ・アルアティヤー、イフゲニー・ノビコフ、トラヴィス・パストラーナと、世界各国のSUBARU使いが勢揃いする。また、地元アルゼンチンのガブリエル・ポッゾやキプロスのスピロス・パブリデも、新型マシンを投入してくる。
フィンランドの新鋭、ヤリ・ケトマー、スロベニアのアンドレ・イェレブは07年型マシンでの参戦。またイタリアのジョルジョ・バッコは、05年型インプレッサでの挑戦となる。
日曜日のフィニッシュ時点でどんな結果が待ち受けているのかは誰にも想像ができないが、白熱したバトルがドラマティックに展開されることは間違いなさそうだ。
STI グループNプロジェクト・ジェネラルマネージャー、ジョージ・ドナルドソン:
「アルゼンチンのコンディションは非常に特殊であるため、プレイベントテストには多くのSUBARU勢が参加した。トシはマシンに満足を見せ、テストではイベントで予想されるコンディションを試すことができテストも順調だったようだ。スピロス・パブリデもこの日順調なテストを終え、新型インプレッサのハンドリングを絶賛していた。旧型から格段に向上を見せていることを実感。あまりの違いに、テストの段階では新型のポテンシャルをフルに活かし切るまでに至らなかったくらいだ。ナッサー・サレ・アルアティヤーとロシアの新星イフゲニー・ノビコフ(この日最後の走行でサスペンションを曲げるアクシデントはあったが)いずれもテストには大満足だと伝えた。07年型マシンのヤリ・ケトマーは、テストでいい成果を得られ、初参戦となるアルゼンチンに向けて貴重なアドバンテージとなりそうだ。
このイベントでは、P-WRCの多くがノミネートしてきており、今季最もチャレンジングなイベントの一つ。その中でもSUBARU勢は、難しいコンディションの中でも大きな自信を見せており、マシンも自分の腕次第。この週末の成り行きを楽しみにしており、彼らの努力が報いることを期待している」
2008PWRC プロダクションカー世界ラリー選手権
- R.1 Swedish 2/08-10
- R.2 Argentina 3/28-30
- R.3 Greece 5/30-6/01
- R.4 Turkey 6/13-15
- R.5 Finland 8/01-03
- R.6 New Zealand 8/29-31
- R.7 Japan 10/24-26
- R.8 GB 11/28-30
- Point Ranking
