DAY3 Report
波乱のギリシャ、 名うての“カーキラー“ステージでSUBARU勢が奮闘

2008年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(P-WRC)第3戦「アクロポリス・ラリー」(FIA世界ラリー選手権=WRC第7戦併催)は、6月1日、デイ3の競技が行われた。今年のアクロポリス・ラリーの最終日は、前2日間に比べ速度域が上がり、路面もスムース。しかし名うての厳しさは変わらず、ホイールの破損やサスペンションのダメージを抱えて日中サービスに戻るマシンも多く見られた。幸い、SUBARUのP-WRC勢には、この憂き目に遭う者はなかった。
インプレッサ勢では、エフゲニー・ヴェルツノフが6位とポイント圏内でフィニッシュ。最終日にトップ3タイムを3回叩き出した。「ポイントを獲得できてうれしいけれど、デイ1でミスを犯しスーパーラリーに回ってしまったことは、本当に残念だ。自分たちが持つ速さを見せることができ、今日ハンニネンを抑え切ったことがうれしい。彼はとても速いので、彼よりも上位でフィニッシュできて満足だよ」
その次に入ったSUBARU勢は、P-WRCデビュー戦を努めて堅実に走り切り10位で終えたナレン・クマール。「難しいラリーだった。ステージコンディションは、とてもチャレンジングだった。でも目標通り、デビュー戦でフィニッシュすることができてよかった。2週間後、トルコでの次戦を楽しみにしているよ。この時は、ポイントに近づいていきたい」
ジャンルカ・リナリはデイ3で11位の座を堅守。そのわずか11秒差で、同じくインプレッサ勢のラブロス・アタナッソウラスが入った。
アタナッソウラスは、11位のリナルを猛追したが12位でのフィニッシュとなった。「今日はいいステージタイムを出すこともできてうれしいが、リナリに追いつくには至らなかった。少なくとも完走はできた。今回はリタイアが多かったからね」
トラヴィス・パストラーナは、デイ2でスーパーラリーに回ったが、難しいギリシャの路面で多くを学び、13位でフィニッシュ。「タフだった。本当にタフだった!でも、素晴らしい経験を積むことができた。この週末を走り抜いたことで、来年はもっといい準備ができるよ」
ヤリ・ケトマーはデイ3を再スタートしたが、わずか1SS走行した後、電気系トラブルによりリタイアとなった。
SUBARU P-WRC Awardは、インプレッサ勢の上位3名、エフゲニー・ヴェルツノフ、ナレン・クマール、ジャンルカ・リナリが受賞した。
STIグループNプロジェクト・ジェネラルマネージャー、ジョージ・ドナルドソン
「ギリシャは、その評判にふさわしい厳しさを見せ、SUBARUのトップドライバー陣も多くが憂き目に遭うこととなった。
しかし、エフゲニー・ヴェルツノフが挽回を見せ選手権ポイント3を獲得したという明るい話題もある。序盤でスーパーラリーに回った一人であることを考えれば、素晴らしい追い上げだった。デイ撤退はあったが、エフゲニーの見事なパフォーマンスは、P-WRCイベントでもトップ争いに食い込める能力を見せつけたということに他ならない。今季P-WRC初参戦ということもあり、今後が期待できる若手だ。
順位 |
No. |
ドライバー |
タイム |
1. |
41 |
Andreas AIGNER |
4:16:06.7 |
2. |
57 |
Martin RAUAM |
+35.0 |
3. |
42 |
Bernando SOUSA |
+58.1 |
4. |
50 |
Armindo ARAUJO |
+1:27.7 |
5. |
56 |
Fumio NUTAHARA |
+2:12.9 |
6. |
48 |
Evgeny AKSAKOV |
+7:04.9 |
7. |
43 |
Evgeniy VERTUNOV |
+8:01.4 |
8. |
52 |
Juho HANNINEN |
+9:00.3 |
2008PWRC プロダクションカー世界ラリー選手権
- R.1 Swedish 2/08-10
- R.2 Argentina 3/28-30
- R.3 Greece 5/30-6/01
- R.4 Turkey 6/13-15
- R.5 Finland 8/01-03
- R.6 New Zealand 8/29-31
- R.7 Japan 10/31-11/2
- R.8 GB 11/28-30
- Point Ranking
